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膀胱炎について | 04月03日更新

出血性膀胱炎の症状

出血性膀胱炎の症状

膀胱炎にはいくつかの種類があります。
そのうちの一つ、出血性膀胱炎になったときの症状ですが、その名前の通りに出血をともなうのが大きな特徴です。
血が直接出るのではなく、尿に混じって血尿になるという症状となります。
このほかに何か症状があるかは個人差もありますし、その膀胱炎の原因にも関係するのですが、それ次第では急性膀胱炎と共通する症状が出る場合もあります。
急性膀胱炎とは、ただ膀胱炎とだけ言われることもある症状のことで、膀胱に細菌が侵入して増殖することで起こる病気です。
その症状は排尿時に痛みがある、頻尿や残尿感があるなどといったものです。
血尿を大きな特徴とし、そのほかにもいくつか膀胱炎と共通する症状があれば出血性膀胱炎の可能性があります。

出血性膀胱炎かなと思ったら

血尿が出るなど症状が出始めたときどうすればいいかというと、病院に行って診察を受けてください。
先に挙げた症状があればすぐに出血性膀胱炎だと決まるわけではなく、実際には医師が診察を行って診断する形となります。
受診先の病院は泌尿器科が比較的おすすめです。
かかりつけの内科がある場合、そちらでまず相談してもOKですが、医師から泌尿器科の受診を勧められたらそちらで相談してみてください。
また、患者が子どもの場合は小児科でも相談できる場合があります。
行きつけの小児科がある場合はそちらで相談してみるといいでしょう。

出血性膀胱炎の治療

出血性膀胱炎の治療はどうなるかというと、これはケースバイケースとなり、その膀胱炎の原因によって最適な治療法が実施されます。
特に何も行わず、安静にして経過観察となる場合もあります。
ウイルスの感染により出血性膀胱炎となる場合もあるのですが、このときは有効な治療薬がありませんし、安静にしていれば体の免疫によって自然に回復するため、特に薬の処方などはあまり行われないこともあるのです。
ちなみに抗生物質はどうなのかというと、これはウイルスには効果がないため、ウイルスが原因の出血性膀胱炎には使われません。

もし細菌が原因の可能性があると思われるときは抗生物質が使われます。
血が固まって尿道をふさぐのを防ぐため、尿道に管を入れるという処置が行われる場合もあります。
どのような治療となるかは原因によるのですが、出血性膀胱炎の原因は多いため、それぞれのケースごとに医師が最適な治療法を実施するという形になります。
血尿や、そのほかに急性膀胱炎とも共通する症状が出ていて気になっているときなど、泌尿器科を受診してみるといいでしょう。