膀胱炎の発熱 | 膀胱炎にかかったらどうすればいいの

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膀胱炎について | 07月11日更新

膀胱炎の発熱

急性膀胱炎(以下、膀胱炎)の発熱は、代表的な症状の頻尿や排尿時の痛み等と違って、さらに一定の状態を過ぎた頃に起こる症状です。
ここでは、膀胱炎で生じる発熱の特徴についてお話します。
膀胱炎で生じる発熱の典型的なパターンは、通常膀胱炎で始めに生じる頻尿や排尿時の痛み、下腹部痛などの症状が現れた後に、症状が悪化してくることで発熱が起こってくるというものです。
まれに最初の症状が出る前にいきなり熱が出ることもあります。

尿の通る道は、尿道から腎臓にまで繋がっています。
細菌は尿道口から侵入し、尿道を通って膀胱にたどり着きます。
さらに、尿管を通して腎臓にまでたどり着く場合もあります。
さらに腎臓の中心にある杯の形をした腎盂(じんう)と呼ばれる場所にまで達すると、体は細菌を排除しようと戦って発熱を起こします。
このように、発熱は悪化した膀胱炎が、すでに腎盂腎炎(じんうじんえん)にまで発症してしまった可能性を示す合図です。
熱の出方は、じわじわと上がっていく場合もあれば、熱が出始めてからあっという間に40度以上の高熱になったりするなど、さまざまです。
発熱と一緒に、寒気や身体の震え、脇腹や腰の痛み、また吐き気や嘔吐などを生じる場合もあります。

頻尿になって、何度もトイレに行っているうちに発熱してくる人が多いのですが、まれに膀胱炎の症状はなく、いきなり発熱する場合もあります。
この場合は風邪と間違う可能性があるので注意が必要です。

腎盂腎炎は、悪化してくると腎臓の機能を著しく低下させてしまう病気です。
発熱も、高熱は出ず、微熱やだるさといった症状がでる場合もあります。
前述したように、膀胱炎をこじらせて腎盂腎炎になっているときに、頻尿などの症状がない場合には、微熱が続いて尿検査をして初めて気が付くといったパターンもあります。
自己判断で放置せずに、早めに医療機関へ受診しましょう。

膀胱炎になったときにしっかりと治療をしておかないと、悪化してしまい、腎盂腎炎になって、さらに放置していると、敗血症という病気に進行してしまう可能性もあるので注意が必要です。
敗血症は感染した箇所から血液中に細菌が侵入し、重篤な全身症状を起こして命にかかわる恐ろしい病気だからです。
膀胱炎かも?と思ったら、早めにきちんと医師の診断を受けることが重症化してしまうのを防ぐコツです。
医師の指導のもと、一定期間、原因にあった抗菌薬(抗生物質)の投与をきちんと続けることで、症状も治まり、再発や悪化をしなくてすみます。